当センターでは、日本語能力試験「JLPT」「NAT-TEST」対策にもチカラを入れ、合格者も多数排出しています。実習生にはより高い水準での学習を推奨し、職場環境において「頼れる人材」 、「なくてはならない人材」に成長できるようサポートを行っております。

技能実習センターを卒業してしばらくなりますが、お仕事やその後の日常生活はどうですか?

ダギーマーさん:働き始めたばかりの頃は、慣れない仕事や難しい日本語に戸惑うことも多かったですが、スタッフさんや患者さん、皆さんとても親切に接してくれて、いまは困ることはなくなり、冗談もたくさん言い合えるようになりました。最初は特に『大阪弁』を理解するのが大変でした。(笑)

ニャマーさん:私も初めは戸惑うことばかりでした。ただ介護という仕事が『命に関わる仕事』で、自分のちょっとした間違いが大きな事故につながると考えているので、しっかりと勉強して毎日一つひとつ丁寧に向き合うことがとても大切だと思っています。毎日利用者さんから「ありがとうございます」と言っていただけるのがすごく嬉しいです。

NAT-TEST 3級を一発合格しましたね。

ダギーマーさん:最初はとても難しく、自分にはムリだと思うこともありましたが、先生に励まされて一生懸命向き合うことができました。勉強をするなかで、日本語に対する理解がより深まり、日常生活に活かせることが大きく広がりました。試験は難しかったですが、合格ができたときは本当に嬉しく、受験して良かったと思っています。

研修センターでの思い出はありますか?

ニャマーさん:日本の生活やルール、文化について先生がやさしく親切に教えてくれました。困ったことがあればいつでも相談に乗ってもらえましたので、とても心強く、生活に困ることはひとつもありませんでした。

ダギーマーさん:校外学習を通じて、いろんな場所を巡りながら日本語を学びました。授業のあとではみんなで日本語の唄をうたったりゲームをしたり、どれも楽しく学ぶことができました。先生がいつも本当にやさしく、私たちのために頑張ってくれている印象でした。とても心強く嬉しかったです。

技能実習を終えて、祖国(モンゴル)に帰国した後の予定や計画はありますか?

ダギーマーさん:私は介護の勉強を海外でしたいと思い日本に来ました。3年働いて、さらに2年働いて、全部で5年働きたいと思っています。介護の仕事が楽しいので、もっともっと経験を積みたいと考えています。

ニャマーさん:祖国の母が病気になって、介護の仕事が大切だと強く思いました。モンゴルの友だちから日本の介護が進んでいることを教えてもらい、日本で勉強することを選びました。モンゴルには介護施設がほとんどなく、病院がその代わりになっています。日本で3年働いた後は国に帰って介護の仕事につき、将来的にはモンゴルに介護の環境を広げていけるようなことに関わっていきたいです。